Overside Encyclopedia


《 凡 例 》
日本語
 English
詳細
訳者補足。

※ 2009年後半頃から、オリジナルのサイトにこのページはなくなっている。これに準じた内容がWikiに移行中。内容的にも現在の設定と相違があるそうだが、「ライスボーイ」掲載当時はこうだったということで、日本語版では大全の掲載をしばらく続行します。・・・せっかく訳したことでもあるし。

※ オリジナルの "Overside Encyclopedia" には、ライスボーイ完結前とそれ以降のバージョンがあった。最新のバージョンを基準に、読者に役立つと思われる情報が前バージョンにある場合は、追記して訳出している。
※ 更新時点でいわゆるネタバレのおそれがある項目や文は、一時的に削除している。公開しても差し支えなくなった時点で元に戻す予定。それでも文のつながりの関係で、わずかにネタバレが残るところがあるかもしれないが、ご勘弁を。
※ 原文はアルファベット順だが、日本語版は英字/五十音順とした。

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T-O-E(電子の徒)
 T-O-E (The One Electronic)
キカイビトの予言者にして、顔がモニターになっている絶え間なきチェーンスモーカー。かなり神経質な質(たち)。数世紀にわたって紫色の上着を着用している。仕事に対しては非常に真摯で、唯一の友カラバッシュと一緒に取り組んでいる。その仕事とはすなわち、果たし手を見定め、その使命を託すこと。時折見せる鈍感なところは許してやってほしい。何せ、彼はロボットなのだ。ストレスだってずいぶん抱えている。発音は、"Tee-Oh-EE(ティーオーイー)"または"teeyoWEE(ティーオウイー)"。


アルクタウロス
 Arctaur
見捨てられた街ホウェットンに独りで住む、紫色の人。自分のことを歴史家と思っており、上面界《オーヴァーサイド》の歴史や言い伝えに詳しい。ホウェットンの朽ちた思惑の木、そしてかつてこの木が持っていた魔力に、特に魅了されている。
"Minotaur"や"Centaur"と同じようなものか (もしそうなら、それに合わせた訳にする)、と作者に問い合わせてみたところ、それがいいという返事。なので、語尾は"~タウロス"と訳出。
また、作者の愛読書の一つが "A Voyage to Arcturus"(『アルクトゥールスへの旅』デビッド・リンゼイ作)なので、その意も含まれている可能性がある。

下面界(アンダーサイド)
 Underside
円盤状の世界の反対側。長らく上面界から切り離されている。
インフィン
 Infin
ジェランドの弟。パロッドの弟子にして、最後のリドロムの継承者。
Order of Talesでのツノ族の命名規則から考えて、名前の由来は "infinitive (不定詞)"。
エヴァン・ダーム
 Evan Dahm
作者。

エンジェル・アイ
 Angel-Eye
ゴルゴが長年にわたり使っていた名前。
[訳注]映画『続・夕陽のガンマン』に同名の登場人物あり。
オイア
 Oire
巨大な魔法の怪物。未来をはっきり見ることができる。ポンズとは兄弟。


上面界(オーヴァーサイド)
 Overside
世界のうち、ライスボーイの物語が起こる側。

思惑の木
 Tree of Thought
ほとんどすべての病を癒すことができるという、神話的な木。はるか昔には、世界中に存在していた。現存する木として知られているのはただ1本、ブラックティースに残っている木のみ。ただし、それを知る者はごくわずかである。

思惑の実
 Fruit of Thought
思惑の木になる果実。あらゆる病を癒すと考えられている。色は紫で、きわめて中毒性が高い。

オルガ
 Olga
ゴルゴの妹。上面界で最も知識豊かな薬剤師の一人。

オレンジのポップ草
 Orange Popping Plants
マッチの森原産の植物。短い茎の上に、オレンジ色の球が付いている。夜になると、光り輝き、宙に浮かぶ。高い熱を帯びる地帯の近辺で最もよく育つ。


カエルビト
 Frog-Men
シヅミシの現地住民。シヅミシの王はすべてカエルビトであるが、スパッチの即位までは、沼地の国の人口構成は多種多様だった。カエルビトの色は緑、手足の指は3本である。


 God
T-O-Eとカラバッシュの雇い主にして、彼らに不死を授けたと思しき存在。T-O-Eは、どこかにあるピンク色に輝く湖の中央にある小さな島で、神と対話を交わす。古き言い伝えによると、神は偏りを持たぬ、世界と化身の作成者であり、神のことを言うのに代名詞が使われることはない。
[訳注]湖としているのは原文(lake)より、他の地図等では"pond"と呼ばれている。
カラバッシュ
 Calabash
T-O-Eの旧(ふる)き友にして、すこぶる困難な仕事でのパートナー。3000年の間、生き、しこたま飲み、信念を揺るがせたり固めたりしながら、T-O-Eと一緒に果たし手を捜し続けている。好きなものは、ウォッカと少々のシガー。往々にして、憎まれ役を演じることを好む。スパッチの書、および彼を個人的に知らない者からは、「茶色い丸っこいの」と呼ばれる。


記憶の花
 Memoryflower
白くきらめく記憶廟の大地を覆う、白く輝く花。一つ一つの花が異なる姿をとっていて、上面界の住人のそれぞれに対応する花がある。記憶の花の匂いをかいだ者は、該当する人物の記憶を見ることができる。

キカイビト
 Machine-Men
金属の身体を持つ種族。T-O-Eもその一人である。非常に長命(ただし、T-O-Eほど長く生きている者はいない)。また人数自体、あまり多くない。ほとんどの場合、キカイビトは自分の居住地に留まり、世界を旅する者もそのほとんどは、ヒトが多く集まるところを避けるようにしている。

鋸歯地
 Ragged Lands
マッチの森の外れにある小さな地帯。大地には多くの割れ目があり、オレンジ色の溶岩が光っている。オレンジのポップ草は、昔、ある文明によって栽培されていた。柱は、溶岩の熱を地表に行き渡らせるための導路として使われていたもので、現在もその跡が残っている。

大宰相(グランド・ヴィジア)
 Grand Vizier
タマゴ形をしたサチュアーの高位な役人で、王子と共に旅をしている。宰相はだいたいにおいて、王子よりも相当に分別がある。

化身
 Avatar
古き言い伝えに曰く、世界の創造後、神がこの世界を去るときに、世界の秩序を保ち整えるため「化身」と呼ばれる三体の巨大な柱を残した。ひとつは肉でできた柱、時の化身。ひとつは石でできた柱、空間の化身。ひとつは光でできた柱、心の化身。これらの柱は、この世界の中に隠され、「見つけること、汚すこと、破壊すること能わず」。化身の一体は消え失せ、リドロムの予言によると、果たし手がその化身を取り戻す。

ゴーチ
 Gortch
スパッチの父親にあたるシヅミシの王。やくたいもない息子に比べてはるかに好人物であり、よき治世者。カエルビトである。


コーパム
 Korpum
マキィンが移動に使う、頭部が立方体で四本足の青みがかった生き物。コーパムの体全体は、頭部に収納可能。この立方体は収縮し、運搬が容易である。
"she/her"と呼ばれているので、おそらく牝馬(?)。

コガラヶ原
 Greeny Weens
かなり小さな、草の茂る平原。ホウェットン(南)とリング山(北)の間にある。コガラヶ原には巨大な岩があり、そこには爬虫類の怪物が住んでいる。
[訳注] 漢字表記では「小柄ヶ原」。原音(グリーニー・ウィーンズ)の語呂のよさも考慮したつもり。当初案では「コツブ緑地」というものも。

黒露水
 Black Spirit
不思議な効能を持つ黒い水薬。これを飲み続ける限り、その者は死ななくなる。が、その生は薬を飲む前と同じ人生ではない。過度に飲用すると、その人物は次第に外見が歪み、内面が邪悪になっていく。この飲料について知るものはごくわずかで、その製法を知るものはさらに少なく、オルガとその仲間くらいである。
[訳注]作中では、"Black Drink"と"Black Spirit"の両方の表記あり。両方を同一の訳語としています。

木守人(こもりびと)
 Tree Keeper
ドーリッシュの森の守り人。木守人は、森の中のすべての植物をコントロールし、意思を疎通することができある。移動に用いるのは、巨大な動く木の切り株でできた乗り物。パイプを嗜(たしな)む。


(こよみ)
 Calendar
上面界の暦は、我々の世界のそれと似ている。1日の長さはだいたい同じで、昼と夜は円盤が南北の軸で回転することによって生じる。1年は、各月25日の5か月からなり、我々の1年の約三分の一になる (作中で言及される時間は、上面界暦に基づく時間)。1000年ごとに、新しい期が設定され、各期にはそれに合った色の名が付けられている。ライスボーイの舞台となるのは、上面界標準歴の赤色期854年 (Red 854 OSS)。近年、上面界の住人は各地に散逸してしまったことから、この暦を使い続けている者は少なくなっている。
[訳注]"Red 854 OSS" の記載は、旧版のEncyclopediaより。新版では、赤色期9世紀との記載になっている。
ゴルゴ
 Golgo
この上なくいけ好かない賞金稼ぎ。自分の行けないところへは、魔法仕掛けの右目に行かせる。ゴルゴは、適正な報酬さえ伴えば、誰であろうと偵察するし、殺害する。移動に使う動物は、鼻の大きな緑色の生き物。最近まではドリーを連れて行動するのが常だった。自分の命を永らえさせるため、黒露水をひたすら飲み続けている。過去に、T-O-Eをよく知る間柄であった。かつてT-O-Eとカラバッシュの仲間であった。
[訳注]名前の由来は、作者がとあるアート系のフォーラムで、「こういうキャラなんだけど、いい名前ない?」と尋ねて返ってきた答えだった模様。後に、マンガ/アニメ由来(デュークな東郷さんですな)と知るが、もうしょうがないやということで、この名前に落ち着く。

サチュアー
 Satuar
リング山にある小さな王国。地図に載せるのがやっとの大きさしかなく、人口も王族の数よりは多いというくらいのものでしかない。
サミシノ
 Lonely Land
ドーリッシュの森の南方に位置する丘の多い地域。足を踏み入れた者はすぐに仲間から引き離される。また、この地の水には、強力な呪詛が込められていて、飲んだものはみな青色に変わり、理解不能な言葉しか発することができなくなる。サミシノは、チエノコ、ディモン、そして機械生物(チエノコ作)の居住地である。

サンタウン
 Suntown
カラバッシュが住み、酒房「不気味な子」がある街。サンタウンは、スタッコ(化粧漆喰)とトピアリー(装飾刈込の植木)が特徴的である。山の高原上にあり、円く壁に囲われている。サンタウンは上面界の中でも、最も大きく繁栄している街の一つ。かつては、上面界最後の思惑の木のひとつが植わっていたが、ホウェットンの戦で焼かれてしまった。


ジェランド
 Gerund
石掌郷(ストーンパーム)から来たツノ族。食べるのがそりゃもう大好き。ジェランドは、シャイでとても繊細で、石掌郷の他の住人とはどうもそりが合わない。ブリーチビーストを探すため、旅に出ている。
[訳注]ちなみに"gerund"とは「動名詞」の意味

シヅミシ
 Sunk
マッチの森のはるか南にある広大な沼地の国。より具体的に言えば、シヅミシとは、この沼地内でスパッチが治める王国の名であり、現在は悪意と熱狂にうかされたカエルビトに満ちたところ。シヅミシの旗は、青い面に3つの金色のしずく形を配した意匠である。スパッチの死後、赤い面に黒いカエルの手を模した意匠が、シヅミシと結び付けられるようになった。


酒房「不気味な子」
 Hideous Child Tavern
サンタウンにあるバー。カラバッシュがよく訪れ、切り盛りしているのはスージー。壁の色は、かわいらしいくすんだ赤色。


白い形無き者
 White Formless
はるか彼方より来た奇妙な白い生物。自分の頭を切断しなければ、話すことができない。そのため、儀式的な輝くナイフを持ち運ぶ場合がある。ある白い形無き者がライスボーイをローズマリーに預けた。

スージー
 Suzy
酒房「不気味な子」のバーテンダー。気さくな性格で、ほとんど目が見えない。かつて、彼女の名を舟に付けた人がいる。


焦砂原(スコーチ)
 Skortch
広大で危険な砂漠。

石掌郷(ストーンパーム)
 Stone Palm
北方山地(ツノ尾根)の鉱山村。自然に形成された巨大な石の手の掌(てのひら)部分に位置する。この村の住人の大半は、様々なくすんだ赤色をした、ツノを持つ好戦的な種族である。ジェランドもその一人。
[訳注]北方山地には"Northern Mountains"(旧版)と"Hornspine"(新版)の二つの表記がある。Northern Mountainsという呼称は廃止の方向と思われるが、ライスボーイでは"Northern Mountains"としか言及されていないため、両方を併記した。

スパッチ
 Spatch
シヅミシという広大な沼地の国に住むカエルビトの、王にして自称救世主。最近身罷(みまか)った。カラバッシュとT-O-Eにより果たし手に選ばれたが、何もしなかった。スパッチは、カエルビトでない人民をシヅミシから追放し、その帝国を防衛するため強力な軍隊を編成した。死去する頃には、どのカエルビトもその神性を強く信じ、たとえ世界が終わろうとその言葉に付き従うまでになっていた。おそらく、よい兆候ではない。


スパッチ二世
 Spatch II
スパッチの息子で、スパッチの書によると、父の力と神性をすべて保持する者である。スパッチ二世は瞳が黒く、黒いローブをまとい、奇妙な帽子をかぶる。T-O-Eとカラバッシュが選んだ最新の候補者を相手に聖戦を開始しようとしている。


スパッチの書
 Book of Spatch
緑色を基調に装丁された巨大な本。その内容は、自信過剰なシヅミシの王である、年老いたスパッチによって口述され、自身の王国が存続を続けるための法がしたためてある。最後のページには、スパッチの手形が押してある。


世界
 World
ライスボーイの舞台となる世界は、大きな円盤の形状をしている。ライスボーイが住んでいる側が上面界(オーヴァーサイド)と呼ばれる。はるか昔には、上面界と下面界にはつながりがあり、頻繁に人々が行き交っていた。現在は、両者の交流は完全に途絶えている。

赤色山地
 Red Mountains
焦砂原(スコーチ)内にある山脈。幾千もの超えられない峰があり、広く恐れられている。

チエノコ
 Brain Child
サミシノに住む、巨大な紫色の怪人物。事実上の、サミシノの支配者と思われる。この地を電球と塔、それに小さな時計じかけの機械で埋め尽くすことにご執心である。ディモンたちは、この人物を畏れ、うやまっている。

父なるディモン
 Father Dimmon
巨大で多くの足を持つディモン。サミシノの大地に手が釘付けされているため、小さなディモンが運んでくれる食事に頼っている。話すのは、その都度一語だけ。

ディモン
 Dimmons
サミシノに住む、白く輝く顔を持つ闇の生き物。この地を行く旅人の悲壮感と孤独を糧(かて)にしている。かつての主である、囚われの父祖ディモンへ食事を捧げる。

でっかいボー
 Bor the Very Large
その名のとおり巨大で一つ目の、ドーリッシュの森の住人。あまり親切ではない。


鉄の塔
 Iron Tower
リドロムの予言で語られている塔。果たし手の探索行はここで終わるとされる。塔のある場所、あるいは塔について何か知るものはない。キカイビトが上面界を統治していた頃の古い遺跡と考えられる。
リドロムの予言で語られている塔。果たし手の探索行はここで終わるとされる。果たし手の乱が起きた円環海の中心に位置する島にある。
ドーリッシュの森
 Dorlish Wood
マッチの森の下流にある、鬱蒼と緑茂る森。ドーリッシュの森は、木守人(こもりびと)の住まいであり、非常に広大で、不思議な場所でもある。数多くの魔法の木、果実、小動物に満ちている。ドーリッシュの森になる果実は、日没を過ぎると、昼行性の生物に対しては毒になる。


ドーリッシュの森の中心
 Heart of the Dorlish Wood
木守人の森のど真ん中。娘(Daughter)という名の巨大な木があるところ。この木の下には球形の部屋があり、木守人の最も重要な所有物が収められている。

トリ
 Bird
スパッチ二世の、小さなペット。何度も何度も「ファー!」と鳴き、何の役にも立たない。


ドリー
 Dolly
ゴルゴの助手にして、ガールフレンド。後に、T-O-Eや果たし手勢の同行者となる。ドリーが一人きりになったときに口をきく魔法のブーツを履いている。


トリル語
 Trill-Tongue
トリル族の言語。彼らの奇妙で繊細な魔法を生じさせるための手段となるもの。

トリル族
 Trill-Folk
小さすぎて目に見えないような人たち。かつては上面界のあらゆるところに住んでいて、思索や魔法に関わるあらゆることをつなぎ、満たす存在だった。彼らの存在は、心の化身の存在と結びついている。

ノーサス
 Knosus
ウサギのような姿の呪術師(シャーマン)。海岸のそばに住まう。数多くいる、T-O-Eの旧い友の一人。
[訳注]クノッソス(Knossos)と綴りがよく似ているので関連性があるのか訊いてみたところ、別に関連なし、knowなどと同じでkは発音しないよ、とのこと。

果たし手
 Fulfiller
カラバッシュとT-O-Eが、ずいぶんと長い間、捜し求めている人物。リドロムの予言を果たす者。

バックタウン
 Backtown
焦砂原(スコーチ)の西境にある砂の街。水も少なければ、おもてなしの心も少ない。

パロッド
 Parod
焦砂原(スコーチ)の赤色山地に住む賢者。赤色山地の邪悪な魔術師を知るものすべてから恐れられている。リドロムの継承者。

ブラックティース《黒歯領》
 Black Teeth
焦砂原(スコーチ)の北に広がる山岳地帯にある、キカイビトの隠れ里である要塞都市。ブラックティースのシンボルは、2つの二等辺三角形の上に円を抱いた意匠で、軍隊を表す色は濃い紫色と金色である。
ブリーチビースト
 Bleach Beast
世界中を駆けめぐる、毛むくじゃらな灰色の怪物。どうも手当たり次第に人を食べているらしいが。 リドロムの後継者に仕える。
[訳注]訳語は、発音優先で決まった。

ブルー
 Little Blue
T-O-Eの弟。二人が幼い頃、ブリーチビーストに連れて行かれた。

ホウェットン
 Whetton
サミシノの近くにある見捨てられた街。ホウェットンは、広大な緑豊かな土地で、街路や溝は大地に掘り込まれている。ホウェットンで大地の上に建っているものは、見張り塔が三棟あるだけである。

ホルンの木
 Horn-Plant
シヅミシ原産の巨大で奇妙な樹木。当地の王族と結びつきがあるものとされる。スパッチの王宮/要塞は、シヅミシで最も巨大なホルンの木からできている。


ポンズ
 Pons
巨大な魔法の怪物。過去をはっきり見ることができる。オイアとは兄弟。


マキィン
 Maquin
ブラックティース軍の偵察兵を務める若いキカイビト。キカイビトが伝統的に持つモラルや考え方にとらわれている。そして、少々激しやすい。発音は 'Mah-KEEN'。

マッチの森
 Matchwoods
先端が球状になった背の高い木と、ライスボーイが言うところの「オレンジのポップ草」でいっぱいの広大な森林地域。マッチの森はライスボーイとローズマリーの居住地である。


ミラレシ
 Seen
地下深くにある伝説の王国。存在を大いに疑われている。

ミラレシの印
 Mark of Seen
伝説の王国、ミラレシのシンボル。縦長の目の形状に、黒と赤で瞳が記されている。ミラレシを訪れるものにはすべて、この印が付されると考えられている。T-O-Eは胸にこの印がある。

記憶廟(メモアー)
 Memoar
巨大な白いドームの中に記憶の花が咲く、伝説の庭園。背丈が数百フィートになる白亜の石の門番に守られている。記憶廟に入れるのは、ミラレシの印を受けた者だけである。

ユレグ王子
 Prince Yureg
サチュアーの熱意あふれる王子。故国の栄光をいや増し、父からの評価を得るため、探索の旅に出ている。

予言
 Prophecy
数千年前に、予言者リドロムによって書かれた言葉。リドロムだけが理解可能な言葉で書かれており、多くの人にとって理解は困難。ここには、失われた第三の化身を呼び戻す人物について予言されている。この予言の果たし手は、三度その姿を変え、その使命は鉄の塔で終結する。ただし、その塔について正しく知る者はない。

ライスボーイ
 Rice Boy
マッチの森に住む、手もなければ足もない小さな人。できることといったら、草木を育て、日が沈むのを眺め、話を聞くことだけ。しかし、彼は旅立った。たぶん世界を元の姿に戻すため。


リドロム
 Ridrom
何千年も前に予言を書いた人物。
リドロムの継承者
 Heirs of Ridrom
リドロムの予言に関する知識を保持するために形成された一族のこと。
ローズマリー
 Rosemary
マッチの森に住む、青く大きな体の夜行性の女性。光を発するものを食べるのが好き。数年前、白い形無き者がやって来て、彼女にライスボーイを手渡した。それからは、彼の面倒を見ることに最善を尽くす。


ライスボーイの連載当時に掲載されていた地図をこっそりアップしておきます。現在の地図とは細部が異なるため、あくまで参考に留めていただければ。上面界《オーヴァーサイド》の全体像は http://wiki.rice-boy.com/wiki/File:Smallermap.gif に概要が。


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